東京都印刷工業組合三多摩支部
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2012年2月 6日(月) 20:04 JST

第14回永年勤続従業員表彰式-支部長挨拶

三多摩支部長 根 本 純 夫

 受彰者の皆さんには長期間に亘り、それぞれの職場で技能を発揮され、会社の業務に貢献されその功績により、本日社長推薦を頂きましたので私から表彰状を差し上げました。本当におめでとうございます。
 私は今、技能という言葉を使いましたが、私達印刷の世界で一番晴れやかな舞台は「技能オリンピック」に出場することではないかと思います。
 正式には「技能五輪国際大会」といいますが2年に1回実施されています。2007年に39回国際大会が日本の沼津市で開催され、印刷という職種が初めて設けられました。競技は
 ①葉書 4色×1色
 ②ポスター 4色
 ③カレンダー 2色+特色+ニス塗
 ④断裁、ドットゲイン測定、白紙断裁、調肉
 これを決められた3日間の時間内に仕上げるというものだそうです。沼津大会では凸版印刷の鈴木さんという方が出場し6位でした。
 私はある職業訓練施設の仕事をしていますので、ここの教授の方々に沼津大会の模様を聞いたことがあります。先生方は競技委員として毎回参加し、裏方のエピソードなど聞かせてくれましたが、どうも、自由見学では美容・理容だとか、ビューティセラピーなどに偏ってしまいがちのようで、印刷競技をご覧になりましたかとお聞きしましたら、はて、印刷はどの開場だったかな?程度の答が返って来てしまいました。次回はしっかり見学頂けるよう頼んでみるつもりです。
 韓国では各競技に優勝すると選手とエキスパートの2人には一生年金が付き、業界の指導者として君臨できるんだ、国家も業界も選手も熱の入れ方が違うんだとも聞きました。
 2009年11月カナダカルガリーで第50回技能オリンピックが開かれますが、出場選手もすでに決まって今は訓練にはげんでいると思います。日本の印刷人の代表として良い成績が取れれば良いと願っています。
 技能オリンピックの話は蛇足でしたが、技能という言葉には、車の両輪のように技術という言葉があります。技能と技術の違いはわかるようでわかりにくいのですが、製造業では
 技能は、個人が訓練して身につける実技的な力、その人でしか出来ない技。
 技術は、手段や方法などの知識的なこと、とか、誰でも同じ手順や方法で実現できる、再現性だなどといわれています。
 皆様が長年つちかって来ました技能は、あなたがた個人でしか出来ない技だと私は思います。会社で働く方々の技能――技が積み重なって会社の技術力になって行くのだと思います。A社の印刷物は安定しているとか、色が良いとか、加工技術が高いとか、社会的な評価を高めて行くんですね。大勢の人の技をまとめて、手順書になったり、管理基準書になったりして、会社全体の技術になって行くんだろうと思っています。
 これから先も個人個人の技能を大切にし、周りの人に技を伝えて行って下さい。
 このようなことをお願いしお祝いの言葉といたします。

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